秋に入り日も短くなってきたことで、寒さもグッと増してきましたね。
屋外でメダカ飼育をしている方は、『冬越し・越冬』に向けて準備する時期になってきました。
秋に事前準備をすることでメダカが冬に死んでしまうリスクを大きく軽減する事ができます。
今回はメダカ飼育における、冬越し・越冬について簡単に紹介していきますので、ご自宅での飼育について一緒に考えていきましょう。
メダカの冬眠や、屋内と屋外の違い、冬の間のエサと水換えもお話していきます。
メダカは冬眠する?
メダカは水温が暖かい春や夏は活発的に活動しますが、秋から冬に向かって水温が低下していく中で活動が少なくなっていきます。
基本的には水温15℃以下になると活動が少なくなり、水温10℃から5℃くらいになると冬眠に入ります。
秋でも外気温が低い朝方や夜中には、下の方に沈んで暖をとっているメダカの姿を見た事があるかと思います。
写真のメダカは秋の朝方に撮影したものですが、いつもはエサを求めて水面に上がってくるのが、この日は水槽の下の方をゆっくりと動いていました。
朝は水温が低いのでメダカも動きが鈍くなり、エサを食べようとしません。
この状態で無理にエサを与えてしまうとメダカはエサを食べず、残ったエサが水質悪化の原因となります。
メダカの活性が落ちている状態でのエサやりは注意しなければいけませんね。
住んでいる地域によって違いはありますが、メダカの冬眠時期はおおむね12月から2月くらいと言われています。
3月には春に向かって外気温が上がり、同時に水温も上昇するので、水をリセットするなどメダカを起こすことを考える必要がありますね。
さて、『メダカは寒くなると冬眠する』ということは分かりましたが、飼育者はどのような対応をしたら良いのか?
メダカの冬越し・越冬についてもう少し見ていきましょう。
メダカの冬越し・越冬はどうすれば良いのか?
みなさんはメダカを『屋内』と『屋外』、どちらで飼育されていますか?
メダカを飼育している環境というのは、メダカの冬越し・越冬を考えるうえで大事な部分になってきます。
では、屋内と屋外における冬越し・越冬の違いを見ていきましょう。
『屋内』での冬越し・越冬は?
私が屋内飼育で使用している水槽はこちらになります。
参考記事:GEX LAPIRESS RV60DT(ラピレス)LEDセットをレビュー!良いとこ悪いとこは?メダカ水槽の立ち上げを画像付きで紹介
屋内水槽で飼育している方は、メダカが冬眠することは無いと考えて良いでしょう。
それは、人間が生活する空間が常時10℃以下の状態であるという事が考えにくいからです。
特別寒い場所にメダカが置かれている場合には常時10℃以下になる可能性もありますが、観賞用で飼育していることを考えると、なかなか考えにくいですよね。
屋内水槽で飼育している場合、水温は室温に近づく形になります。
室温が20℃以上あれば、水槽内も同じ温度とは言いませんが10℃以下になることはなく。
メダカはいつも通り元気よく泳いでいますし、エサもしっかり食べてくれます。
では、屋内水槽の冬越しで気をつけたいことを考えてみると。
①水槽の位置
②エサを上げる時間帯
③水換え
具体的に見ていきましょう。
『屋内』での冬越しで注意すること:①水槽の位置
屋内水槽で冬越しをする場合には、水槽の設置場所が空調やストーブなどの暖房機器に近すぎないようにしましょう。
その理由は、暖房により水槽内の温度変化が大きくなってしまうからです。
リビングに水槽を設置している場合には、暖房をつけたり消したりすることが多くなると思います。
寝ている夜間は暖房を停止、起床時に暖房を入れて、出かける時には暖房を切る。
帰宅後は暖房を入れ、就寝時間に暖房を切る。
水量が多い水槽であれば温度変化も少なくてすみますが、水量が小さい場合には暖房機器の影響を大きく受けることになります。
体温が一定の恒温動物である人間と、温度に合わせて体温が変わる変温動物のメダカ。
暖房機器を近くに置きすぎると、水槽内の温度変化が大きくなりメダカへ負担をかけることになります。
屋内水槽で冬越しする場合には、水槽位置が暖房機器に近すぎないか再度確認してみるようにしましょう。
『屋内』での冬越しで注意すること:②エサをあげる時間帯
屋内水槽で冬越しする場合に、エサをあげる時間にも気を付けるようにしましょう。
人間が生活する空間といえど、冬場であれば室温が15℃以下となる時間帯があります。
人間が就寝している時間や、起床時の朝方ですね。
室温が15℃以下になっている場合には、水槽内の水温も低下しており、メダカの活性が落ちている状態です。
その状態でエサをあげてしまうと、食べ残しが多くなり水質悪化の原因となります。
もし食べ切れたとしても、メダカが消化不良を起こし体調を崩す可能性があります。
参考記事:メダカのエサは何回あげれば良い?最適頻度(回数)について考え方を3つ解説!与える量と飽和給餌も紹介
冬場のエサやりは、室温が上がりメダカも活性が上がってくる昼ごろにするのがベストです。
季節的にメダカの活性もそこまで上がっていないため、エサの回数は食べ切れる量を1回から2回とします。
くれぐれも、室温が上がっていない朝方や夜間にエサをあげることがないよう注意してくださいね。
『屋内』での冬越しで注意すること:③水換え
冬場は水換えをほとんどしなくて良いと言われますが、屋内水槽で飼育する場合はメダカの様子を見ながら3分の1、もしくは半分の水を定期的に換えてあげるようにしてください。
屋内飼育の場合はメダカが完全に冬眠せず、暖かい時間にエサを食べる状態にあるため、自然と水質も悪くなっていきます。
春や夏といった外気温が高い時期に比べると水が悪くなるスピードは遅いですが、全く水換えをしないままでいると、メダカが調子を崩す原因になります。
参考記事:メダカの体調はヒレで分かる?良い子と悪い子の違いを見分ける!画像で比較
屋内水槽の水を換える時に便利なのは、水作さんの『プロホース』。
ソイルや砂利をホース内で攪拌しながら水を吸い出してくれるので、水換えと掃除が一緒にできるという最高の商品。
私は60センチ水槽が家の中に2つあるので、プロホースのLサイズを使用しソイルの中の汚泥を除去しています。
60センチ以下の水槽を使用している場合は、プロホースのSやMがありますので購入を検討してみましょう。
屋内飼育で冬越しする場合は、定期的に水換えは必要となりますので忘れずに行うようにしましょう。
『屋外』での冬越し・越冬について
屋外で冬越し・越冬する場合、ハウスやヒーターを使用しなければ基本的にメダカは冬眠することになります。
地域にもよりますが、凍結や雪などに注意する必要が出てきますね。
では、秋の準備も含め、冬場の対応についてみていきましょう。
冬越し・越冬前に『秋にやっておくべきことは?』
本格的な寒さが到来する前にやっておきべきことは、『水換え』です。
その理由は、メダカが冬眠した後に水換えをしないからです。
水換えについては後述しますが、秋にしっかりとした水換えを行うことで冬場の水質悪化の原因を取り除き、秋に紛れてしまったメダカを食べてしまうヤゴなどを退治する事ができます。
ヤゴは食欲旺盛なので、水槽内に入っていればメダカが全滅することもしばしば。。
冬になる前に、メダカ水槽の水換えを行うようにしましょう。
エサをあげなくするタイミングは?
メダカが冬眠状態にある時は、エサをあげる必要がありません。
そのタイミングは、『人間が近づいてもエサを欲しがらなくなった時』です。
普段であればエサを欲しがり浮いてくるメダカが冬になると寄ってこなくなります。
それば、外気温の低下=水温の低下によりメダカの活性が下がりエサを欲しなくなっているからです。
エサを欲していない状態に人工飼料をあげてしまうと、エサが残り水質悪化の大きな原因となります。
初めて冬越し・越冬をする方は不安に思うかもしれませんが、メダカは水槽内に自然発生している微生物を必要な分だけ食べて生活しているので特に問題ありません。
冬眠中の水換えについて
メダカの冬眠中には、水換えは行いません。
水換えをしない代わりに、蒸発してしまった水を補填する『足し水』が必要となります。
冬場は湿度も下がっていたり、強い風が吹いたりして水槽内の水が蒸発していきます。
水換えをしないからとメダカを放ったらかしにしていると、水位が下がりすぎてメダカに悪影響を与える可能性があります。
水位が下がりすぎた状態で夜間から朝方に冷え込むことで、メダカごと凍ってしまうこともあります。
メダカの冬眠中に水換えは行いませんが、足し水はしっかりと行いましょう。
カルキを抜いた水をメダカを刺激しないように優しく入れてあげるようにして下さいね。
雨や雪、凍結対策について
多少の雨であれば問題ありませんが、大雨や雪が降る時には水槽に入り込まないような対策が必要となります。
大雨により水槽内の水が大きく変化すると、冬眠しているメダカにストレスとなり体調不良の原因となります。
また、雪が多く入り込むことで水槽内の温度が下がりすぎてしまい、同じく体調不良の原因や最悪はそのまま死んでしまう可能性もあります。
対策として、波板など水槽内に空気がちゃんと入る蓋をしてあげて下さい。
波板は夏場の台風対策でも流用できるので、ここで買っておいても損はしないはずです。
波板を敷くことで、大寒波が来た時の凍結対策にもなります。
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メダカを屋内から屋外へ移動する時に注意したい3つのこと!春のメダカ飼育
メダカの冬眠中に大雨や雪が降る場合には波板など敷くなどの対策をすることで、水槽内の水が大きく変化しないようにしましょう。
まとめ
今回はメダカ飼育に於ける冬越し・越冬について紹介してきました。
メダカが冬眠することを知っている方は意外と少ないので、驚きましたかね?
飼育している環境が屋内なのか、屋外なのかでも違いがあるのは面白かったと思います。
記事の内容を参考にしていただき、冬場でも安定してメダカ飼育ができるよう頑張ってみて下さい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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