みなさんは、『エメキン』というメダカを知っていますか?
レッドクリフやミッドナイトフリルといった、最近話題の最新品種の交配もととしても有名な品種です。
エメキンは略称で、
『マリアージュ キッシングワイドフィン エメラルドフィンタイプ』
というのが本当の名前になります。
今回は話題のエメキンについて、特徴や交配もと。
また、間違えやすい『マリアージュ』や『エメラルドフィン』との違いも、
画像で比較し見ていきましょう。
最後に、2023年最新の値段相場もチェックします。
エメキンとは? 特徴と交配もと
ヤフオクで150万円以上の値段がついた、『レッドクリフ』。
2023年5月に公開された最新品種の『ミッドナイトフリル』。
そんな最高級2品種の交配もとになっているのが、噂のエメキンです。
参考記事:めだか『レッドクリフ』150万越え!特徴と交配もとは?盗難された!?
参考記事:ミッドナイトフリルメダカ(垂水最新作)!ヤフオク50万超えた?体外光とラメと黒系(漆黒)3タイプの特徴を画像で比較
略称が『エメキン』。
通称は『マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプ』。
正式名称は、『青黄金体外光ロングフィンワイドフィンフサヒレメダカ』。
もう、フィンフィン言ってて、よくわかりませんよね。
とりあえず、エメキンの画像を見てみましょう。
本当にメダカなのかと疑うくらい、素敵な品種です。
頭の方が強く黄金色に輝いており、体色のメインは青と白に見えますね。
横見で強く惹かれるのは、『フサヒレ』と呼ばれる背ビレと尻ビレの部分。
そして、『キッシングワイドフィン』という背ビレと尻ビレが、尾ビレに向かって広がっている(軟条の数が多い)ヒレ形状となっており、
大変、見応えのあるヒレとなっているのがエメキンです。
モルフォ由来の扇ビレ(扇じょうになりギザギザに伸びている)となっている部分も、
エメキンの優雅な見た目の要因になっていますね。
ヒレの軟条にもしっかりグアニンがのっているので、
横見だけではなく、上見からもヒレの綺麗さが見えるようになっています。
エメキンの交配もとを調べてみたところ、岡崎葵メダカの天野さんがブログで詳細を書かれていました。
マリアージュ・キッシングワイドフィン✖️エメラルドフィンモルフォの交配により、
マリアージュ・キッシングワイドフィンの体型に、エメラルドフィン由来の黄色色素を導入したメダカです。
引用:http://blog.livedoor.jp/aoimedaka/archives/46048946.html
エメキンは2022年に垂水政治さんが作出した品種です。
また、マリアージュやエメラルドフィンも、垂水政治さんが作出した品種。
しかし、マリアージュキッシングワイドフィンや、エメラルドフィンモルフォと書かれている通り、
普通のマリアージュとエメラルドフィンを使っているわけでは無さそうですね。
エメキンはマリアージュやエメラルドフィンと勘違いされることがありますが、
違いはどこにあるのか?
見てみましょう。
エメキンはマリアージュとエメラルドフィンと何が違う?
エメキンは、『マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプ』。
略称と通称により、マリアージュやエメラルドフィンとの違いが分かりづらいようです。
2つの品種をエメキンと比べてみましょう。
まずは、『マリアージュロングフィン』と『エメキン』。
マリアージュロングフィンは、青と白の体色がメインとなっており、高貴な印象。
一方エメキンには黄金が入っていることで、厚みのある体色となっており、重騎士のような佇まいですね。
エメキン自体が、マリアージュロングフィンの派生系統のようなものなので似たところが多い。
2つの品種とも『フサヒレ』となっており、横見の存在感は圧倒的ですね。
マリアージュロングフィンとエメキンは、体色が主な違いということになります。
続いて、『エメラルドフィン』と『エメキン』。
こちらをどうぞ。
エメラルドフィンの方が濃い黄色(茶色より)となっており、より重みのある見た目ですね。
エメキンの黄色は、エメラルドフィンを混ぜたことで入った色ということになりますね。
画像を見る限り、エメラルドフィンも軟条が伸びるロングフィンであり、
また、軟条の数が多いワイドフィンにも見えますね。
となると、エメラルドフィンとエメキンの違いは、『フサヒレ』ということになります。
マリアージュロングフィンのフサヒレ。
エメラルドフィンの黄色素。
良いところが混ざって、エメキン。
やっぱり比較して見てみると、違いが分かって楽しいですね。
エメキンが欲しくなった方も多いと思いますので、最後に値段相場もチェックして見ましょう。
エメキン(マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプ)の値段相場
マリアージュロングフィンのフサヒレと、エメラルドフィンの黄色素が入った、エメキン。
エメキンの2023年5月現在の値段相場を調べて見たところ、
1ペア4,000円から10,000円前後が相場のようです。
メダカ愛好家からすると安く感じるかもしれませんが、一般の方はなかなか手が出しにくいかも。
稚魚個体であれば、10匹2,000円から4,000円で買えそうですが。
ちょっと品質が気になってしまいますね。
最近は稚魚と記載して、針子レベルの販売をしている方もいるので注意しなければいけません。
良質なエメキンを手に入れたいのであれば、メダカ家さんが開催しているイベントに足を運んで見るのが良いと思います。
最近は比較的エメキンが流通してきているとはいえ、普通の熱帯魚屋さんやペットショップ、ホームセンターなとで買うのは難しいでしょう。
めちゃくちゃ高級なエメキンを買う必要は無いと思いますので、
比較的安価で良い個体を出している、メダカ屋(専門店)に足を運んでみて下さい。
まとめ
今回はエメキン、『マリアージュキッシングワイドフィンエメラルドフィンタイプ』について、
エメキンの特徴や交配もと、
よく間違えられる、マリアージュやエメラルドフィンとの違いを画像で比較してきました。
こんな素晴らしいメダカが最近では4,000円から10,000円で買えると思うと、
貯めたお小遣いをすぐ使ってしまいそう。。
値段相場は、あくまで雰囲気を知るためのものなので、
実際は個体の良し悪しで値段は大きく変わってくると思います。
皆さんが良いエメキンに出会えますように。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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