楊貴妃(朱赤)メダカの特徴について なぜ赤色が生まれたのか?初心者にオススメする理由も解説

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楊貴妃メダカは2004年に作出され、15年以上が経った今でも、メダカ初心者の方からベテラントレーナーまでも、魅了し続けている、改良メダカブームの火付け役となったメダカです。

本来であればメダカに現れるはずがない「赤色」が発現した品種であり、初めて登場したときは多くのひとに衝撃を与えました。

楊貴妃の作出がなければ、その後の朱赤が入った改良メダカの誕生は無かったと言われるほど、貴重な存在です。

作出時の「楊貴妃メダカ」という名前が広く知られていますが、2015年に「朱赤メダカ」という品種名に改名されています。

私も呼び慣れていますし、本記事では、みなさんに伝わりやすいよう、「楊貴妃メダカ」としてご紹介していきます。

「改良メダカ」「赤色メダカ」の筆頭として、メダカ界の人気の向上と発展に多大な貢献を続けている、楊貴妃メダカ。

実は、赤色の体色はメダカの生態上、かなり珍しく、不思議がいっぱいなんです。

今回は、改良メダカの火付け役にもなった、大人気「楊貴妃メダカ」の特徴について調査し、解説していきます。

赤色素胞が無いメダカに、なぜ真っ赤な楊貴妃メダカが生まれたのか? 

赤色のメダカが生まれた、その理由と「初心者が楊貴妃メダカを飼うことをオススメする理由」も解説していきます。

記事を最後まで読んでいただければ、メダカの不思議と楊貴妃メダカの特徴や種類を知ることができます。

初心者さんは、いきなり高級メダカを買ってしまうのではなく、まず楊貴妃メダカを楽しんでみようと思えるはずです。

記事を読んだ後、楊貴妃メダカを買いにお店に走り出しているか、明日アクアリウムショップへ行く予定が組まれていることでしょう!!

では、楽しみながら読んでくださいねー

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楊貴妃メダカとは? 特徴も解説

引用:https://www.medakanoyakata.jp/?mode=f91

楊貴妃メダカは、2004年に「めだかの館・大場幸雄」さんが作出した、朱赤体色を持つメダカです。

楊貴妃メダカは、作出者の大場さんが初めて見つけた時に、「メダカが気高く綺麗な朱赤色だったので世界三大美女の楊貴妃をちなんで名づけれらた」とのこと。

<作出したメダカの館 大場代表の楊貴妃作出エピソード動画です>

楊貴妃メダカの稚魚は、朱赤とは程遠い薄い体色をしていますが、体が大きくなるにつれて、徐々に朱赤体色へと変化していきます。

これが成長し、成魚になると楊貴妃メダカ本来の朱赤色となり、その魅力を発揮していきます。

画像をクリックすれば購入も可能

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楊貴妃メダカの発祥の地は、「広島県の廿日市」です。 発祥の地だけあって、廿日市はふるさと納税で綺麗な楊貴妃メダカの販売(返礼)されていますね。

廿日市で産まれた赤いメダカ「楊貴妃メダカ」+メダカのエサ付き

引用:https://furunavi.jp/product_detail.aspx?pid=193332

【リンク】廿日市で産まれた赤いメダカ「楊貴妃メダカ」+メダカのエサ付き

大変綺麗な楊貴妃メダカですね。寄付金額は5匹で10,000円と少し高く感じますが、ふるさと納税は節税になりますので、うまく活用すれば実質2,000円で購入が可能です。

楊貴妃メダカは、人気なので市場に広く出回っており、1匹100円~200円で購入が可能です。 

ですが、ここまで綺麗な個体に出会うことは、まずありえないので、楊貴妃を好きで極めたければ、ふるさと納税での購入も検討の余地がありますね。

これは私がインスタ用で撮影した楊貴妃メダカたちです。

見ていただくと分かると思いますが、全ての楊貴妃メダカが綺麗な朱赤色になるわけではなく、様々な色の濃さの個体が生まれてきます。

写真の中にも、赤ではなくオレンジのような色の個体が出ていますね。

綺麗な楊貴妃メダカを累代したい場合は、色が濃くて体の形が綺麗な個体を選別して、雌を多めに入れたペア組をすると良いでしょう。

楊貴妃メダカは温和で優しい性格なので、他の改良メダカと比較して圧倒的に飼育がしやすいメダカと言えます。

喧嘩が無いとは言いませんが、コミュニティもうまく作りますし、環境変化への順応も早い。

餌食いから繁殖もスムーズに可能なので、まずは臆せず飼育してみるのが良いでしょう。

ただ飼育しやすいと言っても、①水合わせの方法②水の作り方(カルキ)③飼育中の水替え方法

最低でもこの3つは抑えておきましょうね。

【参考記事3つ】買ってきて直ぐに、立ち上げたばかりの水槽と水に入れると、メダカが死にますよ!

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なぜ赤色が生まれたのか?

楊貴妃メダカの「赤色」は、黒色素胞が少なく、黄色素胞が橙赤色をしていることから、発現しています。

ヒメダカは黒色素胞の欠乏によってオレンジの表現が出ていることに対し、楊貴妃メダカは琥珀メダカ由来の黒色素胞の影響を受けており、燃えるような朱赤色が発現しています。

黒色素胞が少ないだけでは、赤色は出ないということになりますね。

もう少し詳しく紹介していきますと、

メダカをはじめとする変温動物は、色素胞と呼ばれる色素細胞を持っています。

色素胞は「黒色素胞」「赤色素胞」「黄色素胞」「青色素胞」「白色素胞」「虹色素胞」の6種類あって、変温動物の体色は色素胞内の「色素顆粒」という、細胞小器官の量や分布によって決定されます。

メダカの場合に限って言えば、「黒色素胞」「黄色素胞」「白色素胞」「虹色素胞」の4種類の色素胞を持っていることが知られています。

楊貴妃メダカは、琥珀メダカの中から稀に現れる朱赤色のメダカを選抜して、固定された品種です。

引用:https://www.medakanoyakata.jp/?mode=f91

楊貴妃メダカの鱗は、体表の色素胞は黄色素胞が主体で、黒色素胞はほとんど存在しなかったそうです。また、黄色素胞内の色素顆粒が、橙赤色だったことも報告されています。

色の表現には、体内のカロテノイド(天然の赤系色素)の影響もあると見られており、実際にカロテノイドを含む飼料を与えると体色が変化、濃くなることもあります。

楊貴妃メダカの赤色を深く追求して誕生した、「紅帝」という品種もいます。
ここまで赤くなると、綺麗からカッコイイ表現のように感じるのは私だけ・・・?

今後も楊貴妃を基にして、さまざまな品種が誕生していくことを考えると、わくわくしてきますね。

作出者の皆さま、大変だと思いますが楽しみに待っていますね!

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楊貴妃メダカの種類

楊貴妃メダカには、先ほどご紹介した紅帝メダカのように色の違いに加え、体形の違いにより色々な品種が誕生しています。

体形は、ダルマ体形・ヒカリ体形・ヒカリダルマ体形・ヒレ長と様々な改良が進められています。

体形に入るのでしょうか? パンダの楊貴妃もいますので、1つずつ見ていきましょうか。

楊貴妃メダカ ダルマ体形

ダルマ体型とは、背骨の数が少なく、体長が普通種体型の半分程度しかない体型です。

他の品種でもそうですが、女子ウケが良いのはダルマ体形! 可愛さが売りです。

飼育は通常の個体と変わらずにできますが、繁殖は水温を高めに保つなど少し特殊なので、繁殖目的の場合は少し勉強してから購入しましょう。

楊貴妃メダカ ヒカリ体形(東天光)

楊貴妃ヒカリ体形は、赤い体に「ヒカリ」と呼ばれる不思議な体形をしたカッコイイ品種です。

ヒカリ体型は、
①尾ビレがひし形
②背ビレは尻ビレと同じ形
③背骨を中心に上下対称
【関連記事】ヒカリ体形を詳しく知りたい方はこちら

このインスタの投稿は鳳凰さんと魔王さんの写真ですが、ヒカリ体形は横見がとてもカッコイイ!
水槽に入れると、映えますよ。

【関連記事】

楊貴妃メダカ ヒカリダルマ体形

楊貴妃ヒカリダルマめだか

引用:https://www.medakahonke.com/product/7

ヒカリダルマ体形は、すでにご紹介した2体形を複合した体形になります。

これはもう、カッコイイのか、可愛いのか・・・
見る方の感性次第ですね。

楊貴妃メダカ ヒレ長

こちらはダルマやヒカリ体形とは少し雰囲気が変わって、「ヒレ長」になります。

ヒレが伸びた品種は多数出てきているので、この先もとんでもないヒレのメダカがいっぱい出てくることでしょう。

たまに思うのは、ヒレが伸びすぎると他の熱帯魚(グッピー)でも、良いのでは・・
と黒い気持ちが出てくることもありますが。

でも、ヒレ長は綺麗だと思っている、矛盾する心を持った私です。

マリアージュを今育ててますので、ご紹介出来るようになったら解説記事を作ります。
お楽しみにー

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初心者に楊貴妃メダカをオススメする理由

楊貴妃メダカは、初めてメダカ飼育をする方にはオススメです!

なぜなら、

・性格が温和で、育てるのが容易
・白メダカや黒メダカと同じで、改良メダカの中でも環境変化に強い
・買える場所が多い ⇒ ネット、ホームセンター、ペットショップ、アクアリウムショップ
・比較的安価で購入可能 ⇒ 1匹 100円~200円程度
・種類が豊富で、楽しみ方色々

白メダカや黒メダカでは少し物足りない、でも高級すぎるメダカは死んでしまうか不安。

そんな悩みを一発で解決してくれるのは、楊貴妃メダカです。

楊貴妃メダカは、上から見ても楽しめて、横からみても良い。

水槽に入れた時は、横から見ることが多いので、横から見て綺麗な楊貴妃メダカは、疲れ切ったみなさんの日々の疲れをきっと癒してくれます。

楊貴妃メダカと、少し雰囲気が違うメダカが欲しい方は、「みゆきメダカ」もオススメします。

みゆきメダカは、上から見た時の綺麗さが最高です。 

見た瞬間に心奪われることでしょう。

注意点は、楊貴妃メダカに比べると環境の変化に敏感なところですので、みゆきメダカが気になる方は、こちらをチェックしてからどうぞ。

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まとめ

今回は改良メダカの人気の火付け役ともなった「楊貴妃メダカ」について解説しました。

<楊貴妃メダカとは? 特徴も解説>
・2004年に「めだかの館・大場幸雄」さんが作出した、朱赤体色を持つメダカ
・発祥の地は、「広島県の廿日市」
・特徴は、朱赤色の体色
・性格は温和で飼育しやすい
・楊貴妃メダカは朱赤メダカに改名されており、正式には朱赤メダカが正しい

<なぜ赤色が生まれたのか?>
・メダカには6つの色素胞がある ⇒ メダカに赤色素胞は無い
・赤い体色は、黒色素胞が少なく、黄色色素胞が多い且つ色素胞が橙赤色になって発現

<楊貴妃メダカの種類>
・楊貴妃メダカ ダルマ体形
・楊貴妃メダカ ヒカリ体形
・楊貴妃メダカ ヒカリダルマ体形
・楊貴妃メダカ ヒレ長体形

<初心者に楊貴妃メダカをオススメする理由>
・性格が温和で、育てるのが容易
・白メダカや黒メダカと同じで、改良メダカの中でも環境変化に強い
・買える場所が多い ⇒ ネット、ホームセンター、ペットショップ、アクアリウムショップ
・比較的安価で購入可能 ⇒ 1匹 100円~200円程度
・種類が豊富で、楽しみ方色々

楊貴妃メダカは魅力満載で、改良メダカ界にとって、大変貴重な品種であることが分かりますね。

しっかりと最低限の予備知識を得て、楊貴妃メダカを買って見て下さい。

言葉だけでは伝わらないものが、きっと分かっていただけると思います。

ネド
ネド

最後までお付き合いいただきありがとうございました!!

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