動物園で大人気のパンダ。
メダカ界でもパンダは大注目の品種となっているようですね。
メダカなのにパンダというのは、なんだか不思議な感じ。
今回は話題のパンダメダカについて特徴や作り方、値段相場をみていきましょう。
また、パンダメダカは弱いと言われますが、その理由も調べてみましょう。
では、さっそく行ってみましょう。
パンダメダカの特徴
パンダメダカの1番の特徴は、素敵な目にあります。
通常のメダカの目に比べて、周りが縁取られたように黒くなるため、目が大きく見えます。
さらに、パンダメダカ特有の透けた体によって黒と白のコントラストが映え、魅力的な見た目となります。
こちらがパンダメダカです。
黒く大きい目がハッキリと写り、可愛らしい姿ですね。
パンダメダカはメダカが持つ虹色素胞が欠損した品種です。
通常のメダカは虹色素胞により目の周りが反射して白く映りますが、パンダメダカにはそれがありません。
そして、光を反射する部分がない品種のため、体が透けて見えています。
内臓や浮袋も透けて見えるので、黒と白のコントラストがハッキリ写り、その姿から『パンダ』と表現されているんですね。
パンダメダカの目にも種類があり、目の周りの黒い縁取りが70%以下だと、『パンダF1』と表現されています。
目の周りがしっかり黒く塗られたパンダメダカは希少で、特別な高値かつくこともあるようですね。
最近では白体色のパンダメダカだけではなく、アカパンダのように楊貴妃系統で作出されたパンダメダカも市場で取引されています。
虹色素胞が欠如しているということで、ラメパンダやキラキラパンダというのは出来ないはずですから、
新たな体色が生み出しづらいのもパンダメダカが希少であり人気が続いている理由かもしれませんね。
次はパンダメダカの飼育について見て行きましょう。
パンダメダカが弱いは嘘!
パンダメダカと調べると、『弱い』というワードが多く出てきます。
詳しく調べてみましたが、パンダメダカが他のメダカに比べて弱いということが分かる情報は出ていませんでした。
パンダメダカは色素胞は欠如していますが、普通のメダカと大きさやヒレなどに変わりません。
そのため、普通のメダカと同じように飼育しても問題ないということですね。
脊柱管が普通のメダカより少ないことから、体長が短くなるダルマメダカ。
先天的にメラニンが欠乏する遺伝子から、特殊な色味となるアルビノメダカ。
ダルマメダカとアルビノメダカは泳ぎが下手だったり、目が見えづらくてエサを食べずらかったりと、飼育難度が高いことで有名です。
参考記事:ダルマメダカと半ダルマメダカの違いは?作り方や値段相場についても
一方、パンダメダカは色素胞が欠如していますが、泳ぎや視力は普通のメダカと変わりません。
パンダメダカが弱いというのは、誰かの勘違いから広まった噂なのかもしれませんね。
パンダメダカは狙って作れるのか?
見ていきましょう。
パンダメダカの作り方は?
パンダメダカを0から作るには、沢山のメダカを繁殖させる必要があります。
パンダメダカの色素胞の欠如は、特異体質のようなもの。
沢山のメダカが産まれる中で、ほんの一握りの個体に発現する体質ということですね。
そのため、パンダメダカは作るよりも固定された品種を購入するのがおすすめです。
通常のパンダメダカを飼育しながら、他の品種と交配することで違った表現のパンダメダカが産まれる可能性もあります。
注意したいのは、
パンダメダカ同士を交配させても必ず黒目がハッキリ出るとは限らないということ。
黒目がハッキリしたらパンダメダカ同士を交配させても、黒目が70%以下のパンダF1が産まれる可能性があります。
体色を遺伝させ、且つ黒目をハッキリ出すというのは大変な作業になりそうですね。
作出がなかなか難しそうなパンダメダカ。
最新の値段相場もみていきましょう。
パンダメダカの値段相場『2023年最新』
パンダメダカは希少なメダカではありますが、市場に出回っている数が多いので比較的安価な値段設定となっています。
通常のパンダメダカが100円/匹から500円/匹ほど。
楊貴妃や紅帝、ブラックタイプといった特殊な体色のパンダメダカで500円/匹から2,000円/匹といったところです。
最近話題の高級品種に比べて手の出しやすい値段設定と言えますね。
飼育難度も簡単で値段設定も安価。
飼育初心者の方や子供がいる家庭などでも、安心して飼育ができる品種ですね。
クリっとした可愛らしい目が特徴のパンダメダカ。
ぜひ購入を検討してみて下さい。
まとめ
今回は大人だけではなく、子供にも大人気の品種、『パンダメダカ』について紹介してきました。
パンダメダカは色素胞が一部欠如した特殊な個体ということで作出が難しそうですね。
ただパンダメダカが1ペアいれば、累代するのは比較的簡単なようです。
メダカ飼育と繁殖に慣れている方であれば、少ないペアから沢山のパンダメダカを産み出すことができるかもしれません。
水槽の中で中に泳ぐパンダというのも面白いですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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