みなさんは、『マリアージュロングフィン』というメダカを知っていますか?
マリアージュと略されることも多い品種で、フサヒレとグアニンで中世の貴族を思わせるような高貴な印象のメダカです。
マリアージュのようなロングフィン、
サタンなどのスワロー・ヒレ長系統は最近の流行りです。
知っておくと、みなさんのメダ活も今より楽しくなるはずです。
今回は、マリアージュロングフィンについて、特徴や交配もとを画像付きで解説していきます。
最後には2023年最新の値段相場もチェックしていきますので、お楽しみに。
では、さっそく行って見ましょう。
マリアージュロングフィンの特徴を解説(画像)
『マリアージュロングフィン』は、メダカ会のトップブリーダーである垂水政治さんが作出した最新のメダカです。
マリアージュの1番の特徴は、『フサヒレ』と言われる特殊なヒレです。
普通のロングフィンであれば、背ビレと尾ビレの軟条が伸びるだけですが、
垂水政治さんが公開したマリアージュロングフィンのフサヒレは、一般のロングフィンとはレベルが違います。
こちらが本家のマリアージュロングフィン。
幹之(みゆき)メダカ系統の体色であることが分かりますね。
やはり1番目を引くのは、上と下にヒラヒラと伸びたフサヒレであり、マリアージュロングフィンの圧倒的な存在感の要因となっています。
尾ビレがギザギザに伸びているのも見えますので、ヒレの軟条が光っていることも併せて、モルフォの表現が入っていそうです。
通常販売されているマリアージュロングフィンでは、ここまでヒレがフサフサに伸びている子を見ることは難しいでしょう。
実際に一般の方が購入を考えるなら、この半分くらいのヒレの伸びでも良質な個体と考えた方がいいです。
特にロングフィンの表現はオスにしか出ることはないので、メスであればヒレはそこまで伸びず、マリアージュ特有の重厚な体外光を楽しむようになります。
こちらが、オスのマリアージュロングフィン。
先ほどのフサヒレほどではありませんが、全てのヒレがしっかりと伸びていることが分かると思います。
対して、こちらがマリアージュロングフィンのメスの個体。
尾ビレのモルフォ表現はオスと大きな違いを感じませんが、背ビレと尻ビレは小さくなりますね。
ヒレは伸びませんが、軟条にグアニンがしっかり入っているので、キラキラとヒレが光っているのが分かりますね。
マリアージュは、オスもメスも楽しめる素晴らしい品種といえます。
マリアージュは白の体色にフサヒレと呼ばれるロングフィンが大きな特徴であることが分かりましたね。
背ビレ、尻ビレ、尾ビレともに軟条がグアニンで光っており、上見も横見も楽しめる品種です。
そしてマリアージュロングフィンは交配もとの特徴がよく出ている事が分かりました。
次は、交配もとをみていきましょう。
マリアージュロングフィンの交配もとは?
マリアージュロングフィンは、『鱗光ロングフィン』と『モルフォ』から作出されています。
鱗光ロングフィンはこちら。
モルフォはこちら。
マリアージュロングフィンのロングフィンは鱗光からで、
体色とヒレの分岐や尾びれの形は、モルフォから引き継がれているんですね。
どちらも綺麗な品種で、単独でも素晴らしいのにミックスするとあり得ない輝きと優雅な姿になるんですね。
いちおう交配もとは鱗光ロングフィンとしていますが、
正確には垂水さんがすでに作出されていた、垂水ロングフィンが交配に使われたようです。
この時点から、すでにフッサフサですね。
垂水ロングフィンとモルフォを交配してところ、
ロングフィンとヒレ先のギザギザがうまく安定したことから、
マリアージュ(相性が良い)という名前がついたようです。
マリアージュロングフィンを調べていたら、面白い特徴が見つかりました。
マリアージュロングフィンは環境因子(飼育環境)で仕上がりが左右される?
マリアージュロングフィンを販売するメダカ屋さんによると、飼育環境を整えてあげることで、ヒレの伸びが大きく変わるそうです。
ヒレをしっかりと伸ばすために必要な条件はこちら。
水温は28℃以上でゆとりある飼育がオススメ
13リットルに5匹程度が良い
容器の色も、白容器、または透明容器が好ましい
この飼育環境を保つことができれば、マリアージュの特徴である、
ロングフィンとヒレ先のギザギザ(モルフォ表現)が出やすいようです。
完璧に保つことは難しいかもしれませんが、少しでも条件を覚えておくことで、
魅力的な個体を出せるかもしれませんね。
最後に、2023年最新の値段相場を見てみましょう!
マリアージュロングフィンの2023年最新の値段相場について
リリース当初は、1ペア(2匹)10万円ほどで取引されていた、マリアージュロングフィン。
2022年10月現在はどのくらいの値段で取引されているのか?
ネットでの販売相場を調べてみたところ、
1匹1,000から5,000円くらいで取引されていることが分かりました。
リリース当初を考えると、かなり値段は落ちていますね。
値段が低下している理由は、マリアージュロングフィンの派生品種である、
エメラルドフィンやマリアージュキッシングエメラルドフィン、通称エメキンなどが流通していることによります。
参考記事:エメキンとはどんなメダカ?特徴と交配もとを解説!マリアージュとエメラルドフィンとの違いについても
エメキンだけではなく最高級メダカと言われる、『レッドクリフ』や『ミッドナイトフリル』も最近リリースされたことは、マリアージュの値段の低下に繋がっていますね。
参考記事:めだか『レッドクリフ』150万越え!特徴と交配もとは?盗難された!?
参考記事:ミッドナイトフリルメダカ(垂水最新作)!ヤフオク50万超えた?体外光とラメと黒系(漆黒)3タイプの特徴を画像で比較
エメキンは流通量も多くなり、運が良ければメダカ屋さんで買えるかもしれませんが、
レッドクリフやミッドナイトフリルが一般の方に届くのは、まだまだ先になりそうに感じます。
次世代めだかや派生品種が流通してきたことで、マリアージュロングフィンも値段が安定しました。
今の値段なら一般の方でも手が届きやすいと思います。
ペットショップではなかなかお目にかかれないと思いますので、ご自宅近くのメダカ屋さんを調べてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、マリアージュロングフィンについて特徴や交配もと、2023年最新の値段相場も調査しました。
めだか『マリアージュロングフィン』とは?
・垂水政治さんが作出したメダカ
・ヒレが大きなロングフィン
・ヒレ先が分岐しギザギザ
マリアージュロングフィンの交配もとは?
・鱗光ロングフィンとモルフォが交配もと
・正確には垂水ロングフィンが使われている
環境因子(飼育環境)で仕上がりが左右される?
・飼育温度や飼育数、容器など
・飼育環境を整えることで特徴が出やすい
・ヒレの伸び、ギザギザが変わってくる
マリアージュロングフィンの値段相場
・リリース当初は1ペア5万円から10万円
・1匹1,000から5,000円
・下落理由は派生品種が増えたから
・エメラルドフィンやエメキン、レッドクリフなど
マリアージュロングフィンのような綺麗なメダカが今は1,000円出せば買えてしまうというのは、本当に素晴らしい事ですね。
超高級と言われる、アイスブレイクやブルームーン、レッドクリフなども、
何年かすれば安く買えるようになるかもしれませんね。
その頃には、どんな新しいめだかが作出されているのか?
ドキドキとワクワクが止まりませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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