水草とは?メダカや熱帯魚と相性抜群!おすすめの入手方法や育成に必要なことについても

メダカや熱帯魚を飼っていると、『魚の存在をもっと引き立てたい『水槽にもっと彩りが欲しい!』と思うことはありませんか?

アクアリウムショップやホームセンターに行くと、メダカなどと一緒に水草も売られているのをよく見かけると思います。

水草は見た目も魅力的ですが、産卵場所や隠れ家としても非常に役に立つ素敵な存在です。

今回は、水草について初めての方でも分かるよう水草とは何かの基本的な部分から、

入手方法や育成に必要なものについて分かりやすく紹介していこうと思います。

水草とは? メダカや熱帯魚とも相性抜群!

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水草はざっくりいうと、『水辺に生える植物』を指します。

その字の通りです。。

とはいっても、水に沈んで生えているもの(水中葉)や、

根本だけ水に浸かって生えているもの(水上葉)

また、水面に浮いて育つもの(うき草)など生態は様々なのが水草の深いところ。

書き出すとキリがないほど種類があります。

自宅水槽内の水草

水槽などを利用した『テラリウム』『アクアリウム』で使用されるのは、水中葉が多く。

屋外で楽しむ『ビオトープ』は横から見るのが難しいため、上から見た時に綺麗に映えるよう、水上葉や浮草を主に使用します。

使用する水草の種類を、環境に合わせて選んであげる必要があるんですね。

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水草は見て楽しむだけではなく、メダカや熱帯魚とも相性は抜群です。

メダカと相性が良い水草についてはこちらの記事で紹介しているので、参考にどうぞ。

水と魚だけで飼育する『ベアタンク』も可能ではありますが、濾過サイクルがうまく回らず水換えが頻繁に必要になったりと上級者向け

その反面、水草を一緒に入れていることで水質や魚にもたらすメリットは多く、飼育初心者の方であれば入れておきたいところです。

水草を入れるメリット

①水質の浄化作用がある

②魚のエサとなる

③身を隠す場所になる

水草を入れるメリット:①水質の浄化作用がある

水草の種類によって違いはありますが、

ほとんどの品種が水中内の魚にとって有害な物質を吸収し養分とし成長していきます。

日中には光合成により酸素を吐き出すため、水中内の溶存酸素量も増えることで魚の酸欠防止にもなるし、

水中内の好気性バクテリアも定着しやすくなります。

水草がもたらすさまざまな効果を全体的に見て、『水質浄化作用がある』と言われているんですね。

水草を入れるメリット:②魚のエサとなる

水草には水質浄化作用だけではなく、新芽などの柔らかい部分水草についた微生物などが、魚やエビのエサとなります。

メダカは胃がない『無胃魚』であるため四六時中なにかを食べています。

人間がエサを与える時間や回数は限られてしまうため、それ以外の時間は水草がエサになることもあります。

水草を入れるメリット:③身を隠す場所になる

メダカや熱帯魚などの魚は、自然界で縄張りを作って生活しています。

水槽内で飼育している魚も自分の縄張りを作り生活する事があり、そこに侵入する魚に攻撃します。

体の小さなメダカでも縄張り争いで強くぶつかり合うことがあり、怪我を負うこともあります。

争いに負けた方は隠れるところがないと、ずっと追われ続け最悪は死んでしまうことがあります。

そんな時に水草が魚が隠れる場所となってくれます。

水草に隠れて見えなくなると追いかけるのをやめてくれるので、喧嘩も落ち着きます。

水草は水質を浄化し、魚のエサになり、隠れ家になる。

魚の生活に必要不可欠な水草ですが、どうやって手に入れるのか?

入手方法を見ていきましょう。

水草を手に入れる方法とは? 入手方法について解説

水草を手に入れる方法は以下の2つ。

①ショップでの購入

②現地採取

まずは『購入』について見ていきましょう。

水草の入手方法:①ショップでの購入

水草はショップで購入するのが圧倒的に楽です!

水草は専門店(ペットショップ、アクアリウムショップ)や大きめのホームセンターペットコーナー園芸コーナーなどで販売されています。

※ホームセンターだと高性能な育成器具がない可能性があるので注意しましょう

ショップで売っている水草の良いところは、何より頑丈なところです。

商品としてしっかりした水草がお店の棚に並ぶため、購入時の失敗も少なくなります。

一度お店に見に行って、商品として販売されている水草を観察してみましょう。

個人的には専門店(ペットショップやアクアリウムショップ)での購入がおすすめです。

その理由は、扱っている水草の種類が多く、知識のある店員さんが対応してくれるからです。

水草の生態を知らない初心者の方にとっては、色々教えてくれる専門家がいるのは安心しますよね。

初めて水草を買おうと思っている方は、専門店(ペットショップやアクアリウムショップ)での購入を検討して見てください。

水草の入手方法:②現地採取

水草は、川や池、湖・用水路など様々な場所に生息しています。

夏限定ではありますが、田んぼでも水草を見ることができます。

私は基本採取したものを育てていますが、水草を採取するというのも色々手間がかかります

目的の水草を見つける時間移動コスト下処理のコスト育成難易度

考えると割に合わないことも多い。。

旅行とセットで楽しんだり、日本水草loveでない限りは現地採取はおすすめしません。

そもそも日本在来の水草は数もあまり少ないということもありますので、採りに行く場合には生態系が崩れないよう、必要最低限の採取としましょう。

当然ですが、勝手に敷地内に入ったりするなどの違法効果は厳禁です。

手間は掛かりますが、現地採取には自分で探す楽しみが多く、持って帰った水草を殖やすことも育成の醍醐味。

現地採取も検討の余地に入れて良いでしょう。

水草の育成に必要なこととは?

水草を専門店(ペットショップやアクアリウムショップ)で購入してきたり、

現地で採取をしてきた後は、自宅で育成する必要がありますよね。

水草の育成に最低限必要となるのは以下の3つ

①照明(ライト)

底床材

③肥料

ビオトープなどの屋外であれば、底床材肥料があれば大丈夫です。

では、1つずつ解説しましょう。

水草の育成に必要なこと:①照明(ライト)

水草は光合成をするために光が必要となります。

屋外では太陽光がありますが、室内で育てる場合には光が足りないため、照明(ライト)を設置しましょう。

水草をメインで育てる場合には水草育成用のライトがおすすめです。

水草育成用のライトは光量や光質が水草の生育に良いように設計されています。

しかし水草育成用のライトじゃないと、水草が育たないというわけではありません。

水草メダカや熱帯魚と一緒に育成する場合も多いと思いますので、水槽の大きさなども考慮して使用するライトを検討しましょう。

使う水草によって求められる光量は変わる事があるので、ライトを購入する前に何を植えるか決めておくと良いですね。

水草の種類によって変わる、適切な光量や照射時間。

光量の強さを示す単位もいくつかあるのですが、複雑な話は別で解説記事を作成したいと思います。

楽しみにしていて下さい。

シダコケなど少ない光で育つものであれば、強い照明でなくて大丈夫です。

照明(ライト)は安くても2,000円以上はするので、以外と高い買い物になります。

そのため、買う前にレビューなどを見て粗悪品を買わないように注意しましょう。

値段が高い照明(ライト)は光量が強いものが多いですが、それが水草に良いとは限りません。

メダカ飼育などで使用されるアナカリスなどの一般的な水草であれば、過去に紹介した水草用ライトで問題なく育ちますので、参考にどうぞ。

水草の育成に必要なこと:②底床材

低床材は ・水草が根を張り草体を固定させ、そこから栄養を吸収するため                       

・低床内でバクテリアを増やし、水質を安定させるために必要です。

水草育成の底床材として主に使われるのは、

・砂 ・砂利 ・ソイルの3つです。

水草の飼育に慣れていない方には、ソイルの使用をおすすめします。

ソイルには水草を育てるのに必要な栄養と、水を弱酸性に傾ける作用があります(栄養が少ないものもあるので注意)。

水草の多くは弱酸性で調子よく育ちます

ただし、ソイルの効果は長くても半年程度になるので、交換するか水質調整剤、肥料を入れるなどして効果を継続させる必要があります。

水草の育成に必要なこと:③肥料

水草の育成には肥料が必要となります。

肥料には主に『液体肥料』『固形肥料』に分かれます。

液体肥料はハイポネックスなどが有名ですよね。

液体肥料は、水に混ぜることで栄養を添加できるので浮草、シダ、苔類などの水草に適しています。

対して固形肥料は、底床材に入れ込んで使う肥料になりますので、

低床内に根を張りそこから栄養を吸収できるタイプの水草に適しています。

水草の成長に必要と言われる3大栄養素『窒素・リン・カリウム』

メダカや熱帯魚などと一緒に水草を育てている場合には、窒素とリンが不足することは少ない。

しかしカリウムは通常の飼育で発生する機会が少ないため、添加する必要が出てきます。

栄養のあるソイルを底床材として使用し、水草をメダカや熱帯魚と一緒に飼育している場合。

生命力の強い水草であれば、肥料を添加しなくても育つことが多いです。

しかし、栄養が足りないと直ぐに枯れてしまうような敏感な水草を育成する場合には必ず肥料を添加しましょう。

水草の育成に必要なこと:④その他

水温                                              多くの水草は26度前後の水温を好みます。                                 水温管理で手っ取り早いのはエアコンで部屋ごと温度を一定に保つことですが、一年中つけっぱなしというわけにはいきませんよね。。

私の場合は夏は水槽用のファン(小型の扇風機)もしくは水槽用のクーラー。                冬はヒーターで大雑把に管理しています。

※クーラーは細かい温度設定が可能ですが高額なので注意!

二酸化炭素                                                    水草の種類によっては照明、ソイル、肥料もってしても綺麗に育ち切らないものがあります。     

まとめ

今回はメダカや熱帯魚に相性が抜群な『水草』について解説してきました。

水草は水質管理に役立つだけではなく、魚にとってもメリットが沢山ある事が分かっていただけたと思います。

さらに水草は、見る人を癒してくれる効果があると言われています。

みなさんもまずは飼育のしやすい水草を購入し、テラリウムやアクアリウムを楽しんで見てください。

日々の癒しに水草を。。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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