メダカを飼い始めると、水草や流木が気になりますよね。
今回はメダカと水草と流木の相性や効果について解説していきます。
レイアウトとして設置することもありますが、メダカ飼育で良い効果を発揮するのも事実。
理想的なアクアリウム水槽についても考えていきましょう。
メダカ飼育:理想的なアクアリウム水槽とは?
メダカ飼育に於ける『理想的なアクアリウム水槽』で考えられることは、
・水槽内の水質が安定している
・全体を見た時に綺麗である
・メダカが伸び伸びと泳げている
・メダカが住む環境として適している
大きい水槽を買っても中身が綺麗でなければ、全体を見た時に素敵なアクアリウムとは感じませんよね。
しかし見た目だけに気を使っていると、メダカが住む環境として適合しない可能性もある。
『見た目』と『メダカ飼育環境』のバランスをとるのが、理想的なアクアリウム水槽の大事な部分になってきますよね。
メダカ飼育に於いてアクアリウムで良く使われるのが、『水草』と『流木』。
実際にメダカとの相性や、取り入れることでの効果はあるのか?
まずは水草から見ていきましょう。
参考記事:メダカ飼育に使えるおすすめの水草2選(アナカリス・ホテイ草)ソイルっているの?
メダカと『水草』の相性と効果
水草は、メダカ飼育で重要な役割を果たします。
①メダカのエサとなる
②水質浄化作用がある
③隠れる場所になる
④卵を産み付ける場所となる
メダカと『水草』の相性と効果:①メダカのエサとなる
水草自体をパクパクと食べるわけではありませんが、水草についた微生物やコケなどをメダカは食べてくれます。
胃がなく食料をため込むことが出来ないメダカは、常に水中内でプランクトンや微生物を探しています。
そのため、微生物やコケなどが付きやすい水草は、メダカにとって良いエサ場となります。
人間がエサをあげることも大事ではありますが食べれる量が限られてしまうため、自由にエサとなる微生物やコケがつく水草はメダカの良いエサとなります。
メダカを無理に太らせようとしてエサを大量にあげることは水質悪化の原因となりますので、注意してくださいね。
参考記事:メダカのエサは何回あげれば良い?最適頻度(回数)について考え方を3つ解説!与える量と飽和給餌も紹介
メダカと『水草』の相性と効果:②水質浄化作用がある
水草には水質の浄化作用があります。
メダカ飼育でよく使用されるアナカリス。
糞尿から発生されるアンモニアが分解され硝酸塩が水中に残ります。
その硝酸塩をアナカリスは根から吸収し窒素に変換。
糞尿だけではなくエサの残りからも発生する有害物質をアナカリスは取り込み、自己成長のもとにしてくれます。
メダカ飼育で発生する有害物質を浄化し、水質の安定を助けてくれるということですね。
メダカと『水草』の相性と効果:③隠れる場所になる
メダカは自分の縄張りを守るために、他のメダカと喧嘩をします。
突撃アタックをしたり必要に追いかけまわしてみたりと、過激な攻撃態勢をとることも。。
多少なら問題ありませんがそのまま放置していると、体の小さなメダカは強いメダカに追い掛け回されて体力が無くなります。
また、エサも満足に食べることが出来ず衰弱し死亡する原因にもなります。
そんな時に水草を入れておけば弱いメダカが隠れる場所となり、トラブルと軽減することができます。
メダカと『水草』の相性と効果:④卵を産み付ける場所となる
メダカは一定の条件下で相性の良いオスとメスがいれば、お腹に卵をつけることがあります。(抱卵)
抱卵後のメダカは水草などに体をこすりつけて卵を外します。
自宅の水槽で飼っているメダカが抱卵していた際は、水草が卵を産み付ける場所となります。
卵は7日から10日ほどで孵化しますが、産まれた稚魚(針子)は親や他の個体に食べられてしまう可能性が高いため、別の場所で飼育しましょう。
参考記事:超簡単!メダカ稚魚(針子)の生存率が驚愕にUPする3つの方法(画像、動画付き)
メダカと『流木』の相性と効果
流木はレイアウトのためだけに使用すると思われがちですが、水草と同様にメダカ飼育に於いて重要な役割を担っています。
①微生物やコケが定着する
②メダカの隠れる場所になる
③水槽内が綺麗に見える
メダカと『流木』の相性と効果:①微生物やコケが定着する
流木には目には見えない微小な穴が空いており、そこに微生物が住み着きます。
微生物はメダカのエサになるだけではなく、水中内の有害物質を分解する働きがあり水質の安定に役立ちます。
また、流木にはコケが生えるのでメダカのエサや水質浄化にもつながります。
注意したいのは、黒髭コケや白コケ(水カビ)が流木に発生する可能性があること。
黒髭コケや白コケ(水カビ)は、メダカに悪影響となる可能性があるため除去する必要があります。
コケとりで、メダカと混泳が可能なヤマトヌマエビやミナミヌマエビを入れておくことで予防できます。
エビは水槽や流木に付着したコケ、水草の新芽、メダカのエサの残りなどを食べて生活してくれるため、エビ専用のエサは投入する必要はありません。
参考記事:ヤマトヌマエビ🦐この子がいれば水槽飼育は安泰!?ミナミヌマエビとの違い、ネド家での実績を紹介
メダカと『流木』の相性と効果:②メダカの隠れる場所になる
流木は水草と同様、メダカの隠れ家になります。
メダカ同士の喧嘩を防止できるだけではなく、隠れる場所を用意することでメダカのストレス軽減にもなります。
理想的なアクアリウムとしてメダカが喧嘩をせずに伸び伸びと生活するには、隠れる場所は重要です。
メダカと『流木』の相性と効果:③水槽内が綺麗に見える
流木は水槽レイアウトとして重要な役割を持ちます。
下地にソイルや砂利で奥行を出して、水槽に適切な大きさの流木を設置することで幻想的な空間を作ることも可能です。
あまり小さい水槽では流木を入れることは難しいので、水槽レイアウトを考えている方は少し大きめの水槽も検討して見ましょう。
参考記事:GEX LAPIRESS RV60DT(ラピレス)LEDセットをレビュー!良いとこ悪いとこは?メダカ水槽の立ち上げを画像付きで紹介
まとめ
今回はメダカ飼育に於ける流木と水草の相性や効果について解説してきました。
メダカ飼育をするのに水草と流木が絶対に必要というわけではありませんが、
水草と流木を入れることでメリットが多数あることが分かっていただけたと思います。
流木はアク抜きが必要と言われますが、すでにアク抜き済みの流木であれば処理は不要です。
参考記事:メダカ飼育で流木を使いたい!アク抜きが不要な理由は?アクとは何?アク抜きの方法や種類についても
水草と流木を使用することで、メダカ飼育をより楽しいものにしていきましょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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