メダカは繁殖力が強く、春になると活発に産卵を始めます。
初めてメダカを飼う方や産卵や繁殖について詳しく知りたい方も多いと思いますので、
今回はメダカ初心者の方に向けて、メダカの産卵と繁殖に必要な3つを紹介したいと思います。
春のメダカシーズンを楽しむために、ぜひ知識を身につけましょう。
メダカの産卵と繁殖に必要な3つを紹介:①水温管理
メダカのオスは背びれに切れ込みが入っています。
一方メスはふっくらした体型で、背びれに切れ込みがありません。
オスとメスの見分け方が分からない方は、別の記事で解説していますので参考にしてください。
参考記事:【画像】メダカのオスとメスの見分け方とは?産卵/繁殖/稚魚|効率よく増やす方法
メダカはオスとメスがいれば産卵すると思っている方も多いですが、それだけでは産卵と繁殖はできません。
メダカには産卵に至るために必要な水温があり、産卵シーズンには水温を調整する必要があります。
屋外飼育の方は外気温に任せるしかありませんが、屋内飼育の方はヒーターなどを活用して一定温度範囲をキープしましょう。
メダカはほぼ広い範囲の水温で繁殖することができますが、最適な水温は20℃から26℃の間です。
この温度帯であれば、メダカの繁殖や孵化の成功率が高くなります。
水温が高すぎる場合、メダカにも悪影響がありますし、卵が孵化する前に死んでしまうこともあります。
一方、水温が低すぎる場合、メダカが繁殖行動をとらず産卵に至りません。
また、卵は孵化するまでの時間が長くなるため、孵化する前に死んでしまいます。
メダカは温度変化に敏感な魚種のため、水温が激しく変化するとストレスを感じますので、水温を安定させることはメダカにとっても卵にとっても重要となります。
メダカの産卵と繁殖に必要な3つを紹介:②環境整備
メダカは環境によって産卵のタイミングや量が変わってくるため、環境整備が重要となってきます。
メダカが産んだ卵を産み付ける浮草や水草を入れることで産卵場所を用意することも必要です。
また、水の入れ替えを行い新鮮な水を提供することで、メダカの活性を促すこととなり産卵に結び付くことがあります。
自然界のメダカは、浮草や水草に卵を産み付けますので飼育している環境でも同じ環境を作ってあげましょう。
メダカが卵を産み付けやすい水草は、ホームセンターなどでも売っているホテイ草です。
アナカリスは水質浄化のために入れておくと良いですが、メダカが卵を産み付けることは少ない。
水草についてはこちらで解説しているので、参考にしてください。
参考記事:メダカ飼育に使えるおすすめの水草2選(アナカリス・ホテイ草)ソイルっているの?
産卵床は自分で作ることも可能です。
比較的簡単に産卵床を作ることが出来ますので、産卵床を手作りしてみたい方はこちらを参考にしてください。
参考記事:『セリア』メダカ産卵床!コスパ最強の驚くほど卵をつける浮き型とは?(画像)作り方/材料/注意点
メダカの産卵と繁殖に必要な3つを紹介:③エサの管理
メダカのエサは、主に小型の生き餌や人工飼料。
以下は、メダカの産卵や繁殖に至るために必要なエサの管理についての、基本的なポイントです。
- 生き餌
メダカの繁殖期には、小型の生き餌がおすすめです。
例えば、線虫やミジンコ、ミジンコの幼虫、ユスリカの幼虫などが挙げられます。
これらの生き餌は、メダカが自然に食べるものに近く、メダカの繁殖や成長に必要な栄養素がバランスよく含まれています。
参考記事:メダカにミジンコは必要?管理環境と培養の様子を紹介!ミジンコでメダカは復活する?(画像で解説) - 人工飼料
生き餌と比較して手に入りやすく価格も安いので一番使われています。
産卵・繁殖シーズンはメダカもエネルギーを多く使うため、タンパク質や脂肪などが多いエサを選ぶとよいでしょう。
参考記事:メダカのエサは何が良い?どんな違いがあるの?お勧め3選‼️ - エサの量と頻度
メダカのエサの量は与えた後、5分程度で食べきる量が目安となります。
エサをあげる頻度は、1日に1回から3回。
メダカが調子を崩す原因になりやすいのは、エサのあげすぎになります。
適切なエサの量と頻度を守って、多くあげすぎないようにしましょう。
参考記事:メダカの餌|最適頻度(回数)|考え方は3つ!与える量と飽和給餌も解説|水質悪化に注意!
メダカが繁殖するには健康な体である必要があります。
上記の基本ポイントを参考にしていただき、メダカの健康管理に気を付けてみてください。
まとめ
今回は春のメダカシーズンに向けて、メダカの産卵と繁殖 に必要な3つを紹介してきました。
メダカの産卵と繁殖を促すには、メダカ自体が健康である必要があります。
飼育の重要ポイントと重なる部分も多いので、ぜひ覚えていただけると嬉しいです。
みなさんのメダ活が楽しいものでありますように。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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