メダカにミジンコは必要?管理環境と培養の様子を紹介!ミジンコでメダカは復活する?(画像で解説)

メダカ飼育をしていると生餌(いきえ)としてよく耳にするのは、ミジンコやブラインシュリンプ赤虫ですよね。

今回はメダカの生餌として人気の『ミジンコ』にフォーカスをあてて、

どんな種類があるのかや、メダカが食べやすいのはどの種類なのか、紹介していきます。

メダカ飼育におけるミジンコの必要性

・実際にミジンコを購入してからの管理環境と培養方法

弱っているメダカはミジンコで復活するのか

この辺を画像付きで解説します。

では、さっそく行ってみましょう!

ミジンコの種類とメダカに適した種類

主にメダカ飼育で生餌として使われるのは、この2種類。

・オオミジンコ

・タマミジンコ

オオミジンコは名前の通り大きいミジンコです。

大きさは1ミリから3ミリほどで、最大5ミリになる個体もいます。

こちらがオオミジンコ。

引用:https://www.google.com/search

オオミジンコは頭にトゲのようなものが出ていて、メダカには消化が悪いという情報もあります。

実際にオオミジンコをメダカに与えてみたところ、

トゲは特に関係なさそうで、消化不良で調子を落とすメダカはうちの家ではいませんでした。

どちらかと言えば、オオミジンコが大きすぎて食べれないメダカがいることが分かりました。

少し見ずらいですが、下の写真の黒い点がオオミジンコ

大きい個体だと、小さい虫くらいのサイズ感なのでメダカの口に入らないのも分かります。

比較的、口が大きい品種(黒メダカや楊貴妃系統)の成魚であれば、問題なく食べることができました。

しかし、みゆきメダカやサファイヤなどの口が小さい品種は、追いかけるけど食べないといった感じです。

オオミジンコをメダカに与える際は、メダカのサイズや口の大きさも考えないといけませんね。

一方、タマミジンコはこちら。

引用:https://www.google.com/search

タマミジンコにも触覚みたいなものが生えていますね。

タマミジンコの大きさは生体で1ミリほど。

生まれて間もないタマミジンコは1ミリよりも小さいので、メダカの稚魚でも問題なく食べれるサイズです。

こちらはアイスブレイクの稚魚にタマミジンコをあげている様子です。

私は、タマミジンコの方がメダカ飼育に適したミジンコだと考えています。

生餌としてメダカが栄養を採るのに、どの品種でも食べやすいというのは大きなメリットですよね。

また、稚魚と成魚どちらも気にせず与えることができるのも、良いところだと考えています。

しかし、タマミジンコよりオオミジンコの方が初心者でも培養がしやすいというメリットがあります。

タマミジンコの方が環境変化に弱く、死滅しやすい傾向にあるので生物的に強いオオミジンコの方が培養がしやすいということですね。

必要都度、ネットなどで購入して生餌として与える予定の方は、タマミジンコが良いでしょう。

タマミジンコも培養(増やす)することが出来るので、うまくできそうな方はオススメですね。


タマミジンコで培養がうまく行かない方は、オオミジンコを試してみるのもありですね。


オオミジンコにも小さい個体はいるので、それを探してメダカの稚魚に与えるスタイルをとるのが良いでしょう。

ミジンコをメダカに与える時は、

別の容器で管理しているミジンコを、スポイトなどでメダカの水槽に入れてあげる必要があります。

こんな感じです。

では、買ったミジンコをどうやって管理するのか見ていきましょう。

メダカの生餌/ミジンコの管理環境と増殖の様子

ミジンコの管理に必要なものはこちら。

①飼育容器(1リットルから2リットル程度で十分)

②エサ(クロレラ水orエビオス錠)

③カルキを抜いた水

準備するものが少なくて、お手軽なのもミジンコの良いところですね。

ミジンコはエサをあげることと水の管理をしてあげれば、基本的に全滅することはありません。

エビオス錠であれば、1日1回からから2回。


クロレラ水であれば、薄めていれるだけでよし。


ミジンコはエサと水を管理しているだけで、勝手に培養(増えて)できるのでスゴく楽な生餌ともいえます。

注意すべきは水温です。


ミジンコを増やすための適正水温は25℃前後です。 20℃以上でなければ維持することも難しくなってくるので、温かい季節の屋外または、屋内の空調設備のある環境などで増やすのが適しています。

引用:https://www.kamihata-online.com/shop/e/e21t00400/

夏の暑い時期では30℃を越えてしまいますし、冬では10℃以下になることも多い。

本来であれば、屋外の太陽の下でグリーンウォーターを維持しながらミジンコの培養がしたいところですが、

水温の変化や天候による水質変化により、急な全滅が発生するリスクもあることを憶えておきましょう。

屋内で飼育するのであれば、容器を何個かに分けて、ヒータ加温しながら培養すると良いでしょう。


私の家では、屋内に容器を4つ準備して管理しています。

ヒーター加温はしていないので爆殖とはなりませんが、地道に増えてくれるので無くなりません。



メダカの生餌/ミジンコによる復活劇!

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こちらが弱っているメダカです。

ヒレをたたんでしまって、見た目で直ぐに調子を崩していることが分かりますね。

ヒレで体調が悪いことを見分ける方法はこちらで解説しているので、参考にどうぞ。

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この調子を崩したメダカに塩浴を試したのですが、あまり回復しませんでした。

当然ながら通常のエサも食べないため、回復のために試したのはミジンコ療養。

別の容器に調子を崩したメダカを移し、適宜タマミジンコをあげることにしました。

こちらがタマミジンコをあげた時の様子です。

調子を崩したメダカでも、タマミジンコなら食べてくれました。

別の容器に移して管理すること1か月ほどで体格とヒレも戻り、元の水槽に戻ることが出来ました。

個別の写真を撮るのを忘れてしまったのが残念。

この中の何処かに先ほどのヒレをたたんでいたメダカがいます。

どのメダカもヒレがピンと伸びているので、もう分かりません。

調子を崩すメダカがいて、塩浴でも調子が戻らない時には、皆さんもぜひ試して見て下さい。

病気になってしまっているメダカがいる時にはミジンコ療養ではなく、薬浴が必要となりますので注意しましょう。

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まとめ

今回はミジンコについて紹介してきました。

もし培養がうまく行くようであれば、メダカ飼育にはタマミジンコが1番オススメですね。

稚魚でも成魚でも関係なく使えるというのは、タマミジンコの大きなメリット。

正直に言えばミジンコを使わなくてもメダカ飼育は可能です。

しかし、生餌を使ってメダカが元気にエサを追いかけている姿を見るのも、飼育の醍醐味かなと思います。

1度は試してみるのは、良い勉強になると思います。








私がミジンコを始めて知ったのは、小学生の時の理科の授業です。

みなさんも同じかもしれませんね。

ミジンコを自然で初めて見たのは、前に努めていた会社の最終水処理場でした。

ワサワサ湧いているミジンコを見て、正直引いていた自分を思い出します。

当時はメダカ飼育をするなんて考えてもいなかったので、今となっては家に持って帰って培養すればよかったと悔やんでいます。

では、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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