春から秋にかけては、メダカシーズン。
地域差はありますが、桜が散る頃には卵をつけるメダカが多くなりますね。
地域のイベントや道の駅などでもメダカが販売され、飼育に初めてチャレンジする方も増えます。
今回は、メダカの卵を買ったor採れた時に、まず何をすればいいのか解説していきます。
紹介する方法を実践するだけで、貴重な卵の孵化率(卵が孵化する割合)がグッと上がります。
では、さっそく行ってみましょう!
メダカの卵を手に入れるには?
メダカをすでに飼育している方は、環境が整うことで産卵が始まっているかと思います。
参考記事:メダカの産卵と繁殖に必要な3つを紹介!春のメダカシーズン到来に向けて知識をつけよう!
メダカを飼育していない方は、ネットフリマで買うことも可能です。
私も時期により色んな品種の卵を出しているので、良かったらご覧ください。
メダカは条件が揃えば、産卵します。
産卵した卵は、水草や産卵床に身体を擦り付けて付着させます。
詳しくはこちらをどうぞ
産卵床などについた卵は、そのままにしておくとカビてしまったり孵化しても親メダカに食べられてしまいます。
なので、卵を見つけたら違う容器に分けてあげることで孵化した後に、稚魚を育てることができます。
ここで重要となるのが、卵を分けたあとの管理になります。
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つはこちら。
①付着糸をこすってとる
②容器を大きくしすぎない
③水道水を使う
④メチレンを入れて太陽にあてる
1つずつ解説していきましょう!
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ:①付着糸をこすってとる
メダカの卵には『付着糸』と呼ばれるネバネバした糸がついています。
このネバネバのおかげで自然界であれば、水草などから卵が流されません。
ただ、この付着糸がついたままだとカビやすくなります。
卵がカビると復活しませんので、卵を採った場合は付着糸を取り除きます。
卵を買った場合は、生産者の方がキレイにとってくれていることが多い
付着糸は、こすってとります!
ちょっと怖いかもしれませんが、メダカの卵は有精卵であれば簡単には潰れません。
むしろ簡単に潰れる卵は無精卵のため、この工程で潰しておけば無精卵がカビて他の卵へ移す危険も回避できます。
実際に私が卵をこすって付着糸を取っている動画はこちら。
付着糸を取り除くことは、メダカの卵の孵化率向上に大きく寄与します!
大変だとは思いますが、必ず実施することをおすすめします。
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ:②容器を大きくしすぎない
メダカの卵を入れる容器は、大きくしすぎない方が良いです。
なぜなら、温度があがらず孵化日数が伸びて卵が死んでしまうから。
大きい容器は水量がたくさん入るので水温の上下が少ない。
生体の飼育であれば上下しずらいことはメリットですが、卵となると話は別です。
卵は積算温度で孵化するため、水温があがらないと卵が孵化しません。
外気温が高い夏なら問題ないですが、春や春過ぎは外気温がまだ上がりずらい時期なので、
低温での卵管理にならないよう注意が必要です。
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ:③水道水を使う
卵の管理する水は、水道水をそのまま使いましょう。
水道水にはカルキが入っているので、殺菌効果があります。
卵の状態ではカルキによる被害は受けず、他の細菌の方が卵に悪いため、水道水が最適。
卵の管理を始めて5日目ぐらいまでは、水道水を使って管理しましょう。
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ:④メチレンを入れて太陽にあてる
水道水を使っても全ての菌が無くなるわけではないので、
孵化率をもっと上げたい場合はメチレンブルーを使いましょう。
メチレンで注意したいのは、水に混ぜてから太陽に当てる必要があること。
日陰では効果が発揮されないので、用法と容量をしっかり確認して使いましょう。
まとめ
今回は、めだかの卵が孵化するためにまずやるべきことについて紹介しました。
メダカの卵を採るor買う!
・メダカの卵はネットフリマなどで買うことができる
・オスとメスのペアがいれば、産卵する
・産卵床などに産みつけた卵は別の容器で管理する
メダカの卵の孵化率がヤバイあがる重要な4つ
・付着糸をこすってとる
・容器を大きくしすぎない
・水道水を使う
・メチレンを入れて太陽にあてる
メダカの卵の管理についてはいかがでしたか?
これに書いてあることを実践すれば、ちゃんと卵が孵化します。
めだかは孵化してからの針子、稚魚飼育が難しくもあり楽しくもある醍醐味です。
ぜひ楽しんでやって見て下さい。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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