暖かくなり、メダカの繁殖シーズンになってきましたね。
地域によっては桜の開花とあわせ、卵をつけているメダカもいると思います。
ただ、春のメダカに於ける、繁殖と採卵は5月に入ってからがおすすめです。
なぜなら、孵化率と稚魚の育成が絡んでくるから。
今回は、春になってシーズンに入る「メダカの繁殖と採卵」に、5月が最適な理由を解説していこうと思います。
早い採卵がダメな分けではありませんが寒の戻りがあるので注意が必要です。
では、楽しんで行ってみましょう!
春のメダカ飼育:繁殖と採卵に5月が良いのはなんで?

3月下旬から春に向かって、日照時間が長くなり日中の外気温も上昇。
地域によりますが、日中20℃を越える日も出てきます。
暖かい日が続くとメダカも活性化し、条件が揃えば卵をつける子が出てきます。
メダカの抱卵条件は、こちらを参考にして下さい。
参考記事:(画像)メダカ卵/抱卵と孵化の条件は?そのままだと孵化しないかも!採卵時の注意点と卵の水についても

ここで卵を採卵して育てても良いのですが、問題となるのは『寒の戻り』です。
寒の戻りとは、冬の寒さが一時的に戻ってくることを言います。
寒の戻り(かんのもどり)とは、
暖かくなった晩春の頃、一時的ながら異常に寒くなり、寒さがぶり返す現象のこと。
類義語に花冷えや余寒(春寒)があるが、前者は一般に桜の花の咲く頃の寒さを示し、後者は寒が明けた立春以降の寒さを示す。
寒の戻りと関連の深い擾乱()に日本海低気圧がある。
4月後半から5月頃にかけて吹き荒れるメイストームは日本海低気圧の通過に伴うものだが、「寒の戻り」はその後面(一般に寒冷前線の後方を示す)に控える大陸の寒気の通過によってもたらされる場合が多い。
引用:wiki
寒の戻りもその年によって状況が変わりますが、場合によっては春なのに雪が降ることもあります。
メダカの卵は、10℃以下では育つことができません。
寒暖差があまり続くようだと孵化までの時間が長くかかり、孵化率が下がります。
また、奇形の個体が生まれる可能性も高くなります。

そのため、繁殖と採卵は外気温が安定してから行うことをおすすめします。
外気温が安定してから採卵することで、卵の孵化率も上昇し、生まれてくる稚魚も健康的な子が多くなります。
その地域によって外気温が安定する時期が変わりますが、4月下旬から5月にかけての繁殖と採卵が良いでしょう。
春のメダカ飼育:4月の早い採卵はダメ?

4月の早い採卵がダメではありませんが、前述に示した通り寒の戻りがあるため卵と稚魚の管理が大変です。
上手くいって卵が産まれても、稚魚(針子)にとってはまだ生きるのに過酷な時期。
日照時間も短いため、グリーンウォーターも上手くできておらず、餓死する可能性も高い。
針子の死因が餓死が多い理由はこちらを見てください。
参考記事:メダカの稚魚が水槽から消えた?2つの原因と3つの対策を簡単解説

グリーンウォーターについては、こちらを参考にしてください。
参考記事:青水(グリーンウォーター)必要性は?作り方って?実際の運用と注意点

メダカの卵は、「積算温度250℃」で孵化します。
「25℃で10日」で生まれるということです。
早い採卵だと外気温が安定せず低いため250℃まで到達するのが遅くなり、卵のまま死ぬことがあります。

寒の戻りというのは、卵に影響するだけではなく生まれた稚魚(針子)にも関係します。
生まれて間もない稚魚(針子)は環境の変化にとても弱く、朝晩の冷え込みに耐えられないこともしばしば。
「生まれても過酷な環境に稚魚(針子)が耐えることが出来ない」ということも理解した上で、4月の採卵を行いましょう。
早い採卵はダメではないですが、管理が大変ということになります。
では、早い繁殖と採卵を行うにはどうしたら良いのか?
一緒に考えていきましょう。
春のメダカ飼育:4月から早々に繁殖したい場合は?

管理が難しいのは分かった!
とはいっても、せっかく産んでくれた卵を無駄にしたくない!!
その気持ちは、すごく同意します。
なので、早々に繁殖したい場合は『室内加温飼育』でいきましょう!
流れとしては、
①卵を採取し、小さい容器に入れる
②室内の加温水槽を作り、卵が入った小さい容器を入れる
③孵化後も、小さい容器で同じ加温水槽で育てる
①卵を採取し、小さい容器に入れる
まずは卵を産卵床につけてもらい、採卵します。
産卵床はこちらで作り方を解説しています。
参考記事:『セリア』メダカ産卵床!コスパ最強の驚くほど卵をつける浮き型とは?(画像)作り方/材料/注意点


産卵床についている卵を採取し、小さめの容器に入れていきます。
卵はしっかりと拭き取り、洗うことで稚魚の孵化率があがります。
詳細はこちらの記事で解説しています。
参考記事:超簡単!メダカ稚魚(針子)の生存率が驚愕にUPする3つの方法(画像、動画付き)

②室内の加温水槽を作り、卵が入った小さい容器を入れる
卵を入れた容器を、今成魚を飼育している加温水槽に入れていきます。
加温水槽とは、ヒーターを入れた水槽のことです。
ヒーターが入っていれば、温度が10℃以下に下がることはないので安心。
孵化しても稚魚(針子)は、容器を別にしているため成魚に食べられる心配もありません。

注意点としては、小さめの水槽が複数必要になりますので、100均に売っているプラスチック容器を買うと良いでしょう。
また、メーカで卵を小分けする容器を販売しているため、そちらもおすすめです。

③孵化後も小さい容器で同じ加温水槽で育てる
稚魚の育成はコツがいるのでグリーンウォーターをうまく使いましょう。
稚魚(針子)が生まれた後も飼育水は変えず、小さい容器のまま飼育しましょう。
飼育する水は少しずつグリーンウォーターを混ぜていくことで、エサがうまく食べれなくて餓死することがありません。

卵を孵化させた時と同じように、ヒーターでの加温は続けてください。
体が大きくなるまでは寒暖差に弱いことは変わりませんので、そこまで丁寧に飼育します。
1センチから1.5センチほどまで大きくなれば、親と一緒に泳いでも問題ありません。

私は最近加温飼育をしていませんが、以前は大きい水槽にヒーターを2つ入れて、その中に小さい水槽を何個も浮かべていました。
ヒーターを何個も買っていたら費用がかさんでしまうので、大きい水槽を温めて容器で小分けする方法は便利です。
大きい水槽がない場合は、スーパーなどで貰える大きめの発泡スチロールを使うのも良いでしょう。

発泡スチロールを使う際は、ヒーターで溶けてしまわないよう接触しない設置位置を考えて行います。
早めの採卵も、工夫次第でなんとかなりそうですね。
まとめ
今回は、メダカの繁殖と採卵に5月がおすすめな理由と、早い採卵と方法について解説してきました。
・地域によるが、4月下旬から5月にならないと外気温が安定しない
・4月中旬までは「寒の戻り」があり、孵化・稚魚育成に向かない
<早い採卵はダメ?>
・早い採卵がダメではないが、管理が大変
・卵の孵化までの積算温度に達しづらい
・孵化しても稚魚が耐えれない
<4月から早々に繁殖したい場合は?>
・卵を採取し、小さい容器に入れる
・室内の加温水槽を作り、卵が入った小さい容器を入れる
・孵化後も、小さい容器で同じ加温水槽で育てる
☆参考記事☆
《必見》おすすめ飼育アイテムの紹介

繁殖と採卵については、如何でしたでしょうか?
メダカ飼育の醍醐味は「繁殖」といっても過言ではありません。
私は大好きです!
みなさんもぜひ参考にして、楽しいメダ活を送っていただけたらと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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